コロナ自粛に疲れたとき

新型コロナウイルスの感染予防のためにソーシャルディスタンス(社会的距離)をとることは大切です。

 

しかし早い段階でWHO(世界保健機構)が啓発活動をおこなっていましたが、人と人との距離が離れすぎて孤独になることで、不安や気持ちのしんどさに悩まれる方が増えています。

 

孤独はさらなる社会からの孤立につながります。
こころの健康を保ちながらバランスの良い感染予防の生活を一緒に考えさせていただきます。

 

お気軽に受診のうえ、ご相談下さい。

 

 

社会不安障害とは

社会不安障害(Social Anxiety Disorder、SAD)は、社交的な状況やパフォーマンスに対する強い恐怖や不安が特徴の精神障害です。

 

コミュニケーションや公の場での振る舞いが困難で、自己評価が低下し、日常生活に支障をきたします。

 

 

コロナ自粛と社会不安障害

コロナ自粛の影響で、社交的な機会が制限され、孤立感や不安が増加する可能性があります。
これが社会不安障害の症状を悪化させる要因となりえます。

 

例えば、ビデオ通話を通じたコミュニケーションが増える中で、自己評価の低下や過度の自己意識が生じることがあります。

 

 

対処法

  1. 専門家の支援: 心療内科医や心理療法士に相談しましょう。SADの治療には認知行動療法(CBT)や薬物療法が有効です。
  2. 自己ケア: ストレス管理、深呼吸、リラクセーションテクニックを実践しましょう。健康的な生活習慣を維持することも大切です。
  3. 挑戦的な行動: SADの克服には挑戦が必要です。少しずつ社交的な場面に参加し、自信をつけていきましょう。
  4. サポートシステム: 家族や友人とのサポートネットワークを活用し、話し合うことで理解と支援を受けることができます。

 

コロナ自粛がSADを悪化させる可能性がある一方で、適切なサポートと積極的なアプローチによって克服することは可能です。

 

自己の健康を優先し、専門家の助けを受けながら、新しい社交的な経験に積極的に挑戦しましょう。